Instagram リールとフィードで写真の型が違う理由|同じ1枚を使い回せない場所
Instagramのリールとフィードに同じ写真を出したら、リールだけ見てもらえなかった。そう感じたことはないでしょうか。Instagramのリールとフィードでは、写真に求められる形が違います。同じ1枚を両方に使うと、どちらかが必ず崩れます。
違うのはサイズだけではありません。見られる時間と、見られ方が違います。この記事では、飲食店が実際に使う場面に絞って、何をどう分けるかを書きます。
目次
-
見られる時間が10倍違う
-
フィードは止まって見る、リールは流れながら見る
-
だから寄りの強さが変わる
-
-
縦と横をどう撮るか
-
横で撮って縦に切ると料理が欠ける
-
縦の写真は上下に余白を作る
-
-
飲食店でよくある使い分けの失敗
-
メニュー表用の白背景をそのまま出す
-
リールの1枚目に引きの店内写真を置く
-
-
1回の撮影で両方そろえる段取り
-
1品につき3枚だけ決めておく
-
出す順番を先に決めておく
-
見られる時間が10倍違う
この差が、写真の型の違いを生みます。
フィードは止まって見る、リールは流れながら見る
フィードの写真は、指が止まってから見られます。細かい部分まで目が行きます。皿の縁の欠け、テーブルの拭き残し、奥のぼやけた看板まで見えます。
リールは流れている途中で目に入ります。1秒あるかないかです。その1秒で何の店か伝わらなければ、指は次へ行きます。細部は見えていません。
だから寄りの強さが変わる
リールに使う写真は、フィードより一段寄ります。1品だけ、画面いっぱいに。何の料理かが一瞬で分かる状態にします。引きの写真は、リールでは何も伝わらないまま流れます。
フィードは逆に、引きが効きます。皿が複数並んだ写真、店内が写り込んだ写真は、止まって見る人に情報を渡せます。同じ料理でも、寄りと引きの2枚を撮っておくと、両方に配れます。
縦と横をどう撮るか
後から切るという考え方は、飲食店の写真では失敗しやすいです。
横で撮って縦に切ると料理が欠ける
横位置で撮った写真を縦に切ると、左右が落ちます。皿の縁が切れ、付け合わせが消えます。料理写真は皿の形そのものが情報なので、欠けると別の料理に見えます。
縦で使う予定があるなら、撮影のときに縦でも1枚撮ります。カメラを縦に持ち替えるだけなので、時間は増えません。増えるのは判断だけです。
縦の写真は上下に余白を作る
リールの画面では、上下に文字やボタンが重なります。料理を画面の真ん中に置き、上下を少し空けておくと、何が重なっても料理が隠れません。
この余白は、テーブルの木目や布で埋めます。真っ白にすると、余白ではなく余りに見えます。撮影のときに敷物を1枚変えるだけで、この部分の印象が変わります。
飲食店でよくある使い分けの失敗
現場で実際に見かける例を挙げます。
メニュー表用の白背景をそのまま出す
白い背景で切り抜き前提に撮った写真は、メニュー表では正解ですが、Instagramでは浮きます。背景に情報がないので、店の空気が伝わりません。
Instagramに出す写真は、テーブルか店内で撮ります。木の色、器、奥のぼけた椅子が入るだけで、その店の写真になります。用途が違えば、撮る場所も変わります。
リールの1枚目に引きの店内写真を置く
店内の引きは、フィードでは効きます。席の間隔と明るさが伝わるからです。リールの冒頭に置くと、流れている人には何の店か分かりません。
リールの冒頭は料理の寄りです。店内は途中に入れます。順番を入れ替えるだけで、最後まで見られる割合が変わります。
1回の撮影で両方そろえる段取り
追加で時間をかけずに済ませる方法があります。
1品につき3枚だけ決めておく
横の引き、縦の寄り、手元か調理の動き。この3枚を1品ごとに撮っておくと、フィードにもリールにも出せます。品数が10品なら30枚ですが、1品あたりの時間は数分です。
撮る枚数を増やすのではなく、撮る型を決めておくのが要点です。型が決まっていないと、同じ角度ばかり増えて、使えない写真の山になります。
出す順番を先に決めておく
撮影の日に、どの写真をどこに出すかまで決めておくと、後の作業が消えます。フィードはこれ、リールの冒頭はこれ、メニュー表はこれ。撮りながら決めれば、選び直す時間が要りません。
caelmaは神戸と大阪を中心に、飲食店の料理と店内の撮影をしています。撮影の前に、どこに出す写真が何枚要るかを一緒に決めてから撮ります。撮影の前のご相談は無料です。