メニュー表 写真 切り抜き前提で撮るということ|背景と余白の決め方
メニュー表 写真は、他の用途と決定的に違う点があります。切り抜かれることが多い、ということです。デザインさんに渡したあと、料理だけが抜かれて、背景は消えます。
これを知らずに撮ると、使えない写真になります。逆に、切り抜きを前提に撮っておけば、同じ撮影の中でメニュー表用も一緒にとれます。この記事では、背景と余白の決め方を書きます。
目次
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切り抜き前提とはどういうことか
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背景は消え、輪郭だけが残る
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輪郭がぼやけていると切り抜けない
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背景の決め方
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白背景は万能ではない
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影を残すか消すかを先に決める
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余白の取り方
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料理の周りを詰めて撮らない
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縦横どちらでも使えるように撮る
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1回の撮影でメニュー表用も一緒に撮る
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同じ料理を2パターン撮る
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どの写真がどのメニューか記録しておく
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切り抜き前提とはどういうことか
まず、何が起きるのかを具体的に書きます。
背景は消え、輪郭だけが残る
切り抜きとは、料理の輪郭に沿って背景を消す作業です。皿の縁の外側は白か、デザインの下地の色に置き換わります。テーブルの木目も、奥のぼけた店内も残りません。
つまり、背景で雰囲気を作った写真は、メニュー表では持ち味が全部落ちます。逆に言えば、背景に凝る必要がありません。凝るべきは、料理の形と輪郭のほうです。
輪郭がぼやけていると切り抜けない
皿の縁が背景と近い色だと、境目が分かりません。白い皿を白いテーブルに置くと、切り抜きに時間がかかり、縁が欠けたり、余分な白が残ったりします。
撮影のときは、皿と背景に明るさの差をつけます。白い皿なら少し濃い色の敷物、濃い色の器なら明るい敷物。この一手間だけで、切り抜きの仕上がりが変わります。
背景の決め方
切り抜く前提でも、背景は適当でいいわけではありません。
白背景は万能ではない
切り抜くのだから白でいい、と考えがちですが、白い皿や白い盛り付けのときは境目が消えます。白背景が向くのは、色の濃い料理や、縁のはっきりした器のときです。
白背景は、切り抜かずにそのまま使う場合にも都合がいいので、迷ったときの選択肢にはなります。ただし料理の色で判断するほうが確実です。
影を残すか消すかを先に決める
皿の下に落ちる影は、切り抜くと一緒に消えます。影がないと、料理が浮いて見えることがあります。影を残したいなら、切り抜きの指示でそこまで伝える必要があります。
撮影のときに、影の出方をそろえておくと、並べたときに統一感が出ます。光の向きを1品ごとに変えると、影の向きがばらばらになり、メニュー表で並べたときに落ち着きません。
余白の取り方
ここを間違えると、後の作業が増えます。
料理の周りを詰めて撮らない
画面いっぱいに料理を入れると、切り抜いたあとに配置を動かす余地がなくなります。デザインの都合で少し回したい、少し大きくしたいというときに対応できません。
皿の周りに、皿1枚ぶんほどの余白を空けて撮ります。余白は後から切れますが、写っていない部分は足せません。
縦横どちらでも使えるように撮る
メニュー表の枠は、縦のことも横のこともあります。どちらになるか決まっていないなら、料理を中央に置いて、上下左右に同じくらい余白を取ります。こうすると、どちらの枠にも収まります。
枠が先に決まっているなら、その比率で撮ります。デザインができてから撮影する順番のほうが、無駄が出ません。
1回の撮影でメニュー表用も一緒に撮る
段取りを決めておけば、追加の時間はほとんどかかりません。
同じ料理を2パターン撮る
店内で雰囲気ごと撮る1枚と、切り抜き前提の1枚。この2枚を同じタイミングで撮ります。料理は1皿で済むので、増えるのは数分だけです。
切り抜き用は、撮影台に敷物を1枚敷いて、光を1方向から当てるだけです。店内の照明は消します。条件が単純なので、何品でも同じ見え方にそろいます。
どの写真がどのメニューか記録しておく
切り抜いた写真は、背景が消えているぶん見分けがつきにくくなります。撮影の時点で、ファイル名にメニュー名を入れておくと、後の作業で迷いません。
caelmaは神戸と大阪を中心に、飲食店の料理と店内の撮影をしています。メニュー表に使う予定があるときは、切り抜き前提の1枚を同じ撮影の中で押さえます。撮影の前のご相談は無料です。