窓のない店、地下の店で料理を撮る方法|自然光がなくても撮れる
「うちは窓がないから、きれいな写真は無理だと思っていた」という声を、神戸の雑居ビルや地下のお店でよく聞きます。料理写真の説明には「窓際の自然光で」と書かれていることが多いので、無理もありません。
この記事では、神戸で飲食店の撮影をしているcaelmaが、窓のない店で写真の色が転ぶ理由と、自然光がなくても撮れる方法、店の雰囲気を残す作り、撮影を頼むときに伝えることをまとめます。
目次
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窓がない店の写真が、なぜオレンジに転ぶのか
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店内の電球色は、料理の色を変える
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光が上からだけだと、料理が平たく写る
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自然光がなくても撮れる。光を持ち込む
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バッテリー式のストロボかLEDを、斜め後ろから1灯
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正面からの光だけは避ける
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地下や奥の席で、店の雰囲気を残して撮る
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料理には持ち込んだ光、背景には店の照明を残す
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暗い店内は、湯気と相性がいい
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撮影を頼むときに伝えること
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窓の有無、コンセントの位置、消せる照明
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営業時間の外に、撮る一角を空けてもらう
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窓がない店の写真が、なぜオレンジに転ぶのか
神戸の中央区は、雑居ビルの中や地下のお店が多く、窓のない店内で撮ることが普通です。まず、店内の照明だけで撮ると何が起きるのかを整理します。
店内の電球色は、料理の色を変える
飲食店の照明は、落ち着いた雰囲気を作るために電球色が多く使われます。目で見ているときは脳が色を補正するので気になりませんが、写真ではそのまま写り、料理全体がオレンジがかります。白い皿が黄色に、緑の野菜が茶色っぽく、刺身の赤がくすんで見えます。
スマートフォンの自動補正である程度は戻りますが、料理の色が実物と違って見える写真は、来店したときの印象との差になります。「写真より美味しそう」なら良いのですが、逆は避けたいところです。
光が上からだけだと、料理が平たく写る
もう一つの問題は光の向きです。店内の照明はほとんどが真上からで、料理の表面に影ができず、立体感が出ません。丼の具材が平たく見え、パンの焼き色や肉の焼き目が目立たなくなります。
料理写真で効くのは、斜め横か斜め後ろからの光です。窓がある店なら窓際で作れますが、窓のない店では、光を持ち込んで作る必要があります。
自然光がなくても撮れる。光を持ち込む
窓がないことは、撮れない理由にはなりません。光を持ち込めば、窓際と同じ作りができます。むしろ、天気や時間に左右されないので、安定して撮れます。
バッテリー式のストロボかLEDを、斜め後ろから1灯
持ち込む光は1灯で十分です。コンセントのない場所でも使えるバッテリー式のストロボ、または小型のLEDライトを、料理の斜め後ろに置きます。これで、窓際で撮ったのと同じ方向の光が作れます。光を柔らかくする白い布や板を間に入れると、影が硬くなりません。
店内の照明は、撮る一角だけ落とします。電球色の光と持ち込んだ白い光が混ざると、色が場所ごとに違って写るためです。営業時間の外なら、照明の一部を消すことは自由にできます。
正面からの光だけは避ける
スマートフォンの内蔵フラッシュや、カメラの正面から当てる光は、料理写真では避けます。表面が白く飛び、影が後ろに落ちて、立体感が消えます。テカリだけが目立って、美味しそうに見えません。
自分で撮る場合も、光は横か後ろから、が基本です。小さなLEDライト1つを横に置くだけで、内蔵フラッシュとは別物になります。
地下や奥の席で、店の雰囲気を残して撮る
光を持ち込むと、今度は店の雰囲気が消える心配が出てきます。料理は明るく、背景は店の空気のまま、という両立の仕方があります。
料理には持ち込んだ光、背景には店の照明を残す
持ち込んだ光は、料理だけに当たるように向きと距離を決めます。背景には店の照明が残るので、奥の壁や棚に電球色の温かさが残ります。手前の料理は色が正しく、奥はお店の雰囲気、という写真になります。
これは窓のない店ならではの作りです。窓際の明るい店では、逆にこの落ち着いた背景が作りにくいこともあります。
暗い店内は、湯気と相性がいい
暗い背景は、湯気を写すのに一番良い条件です。明るい店では背景を暗くする工夫が要りますが、地下や窓のない店は最初から背景が暗いので、斜め後ろから光を当てるだけで湯気が浮き上がります。
らーめん、鍋、蒸し料理など、温かさを見せたい品が看板のお店では、窓がないことがむしろ有利に働きます。
撮影を頼むときに伝えること
窓のない店で撮影を頼むとき、事前に伝えておくと当日が短く済むことがあります。
窓の有無、コンセントの位置、消せる照明
予約のときに「窓がない」「地下」と伝えてもらえれば、撮る側は光を持ち込む準備をして来られます。コンセントの位置と、撮る一角の照明を消せるかどうかも、分かっていると助かります。
逆に、当日になって「窓がないから撮れない」と言われる撮影は、準備が足りていないだけです。窓のない店で撮れないという理由は、本来ありません。
営業時間の外に、撮る一角を空けてもらう
光を置くために、テーブル1つ分の場所と、その周りに人が立てる余裕があれば足ります。営業前か営業後に、その一角だけ空けてもらえれば、店内の他の場所には触れません。
caelmaは神戸と大阪を中心に、飲食店の料理と店内の撮影をしています。バッテリー式のストロボを持ち込むので、窓のない店、地下の店、夜営業のみの店でも同じ作りで撮れます。撮影の前のご相談は無料です。