看板メニューを1品だけ撮るなら何を撮るか|寄り・引き・手元の3カット
「まずは1品だけ撮ってほしい」という相談は、開店してまもないお店から多くいただきます。予算も時間も限られている中で、1品をどう撮るかで、その後に使える場所の数が変わります。
この記事では、神戸で飲食店の撮影をしているcaelmaが、1品だけ撮るならどの品を選ぶか、その1品を寄り・引き・手元の3カットに分ける理由、それぞれの撮り方と使い先をまとめます。
目次
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1品だけ撮るなら、看板の一皿。理由は使い回しの数
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「このお店といえばこれ」の一皿に絞る
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1品でも、カットを分ければ6か所に配れる
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1カット目、寄り。料理が枠の半分以上
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質感が見える距離まで近づく
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マップとInstagramの一覧で目に入るのは、この1枚
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2カット目、引き。席に着いたときの見え方
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テーブルの上を、お客様の目の高さで
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店の雰囲気を伝える写真は、引きで足りることが多い
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3カット目、手元。人が写ると温度が伝わる
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盛り付けの最後の一手、ソースをかける瞬間
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3カットを同じ日に撮ると、トーンが揃う
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1品だけ撮るなら、看板の一皿。理由は使い回しの数
撮影の予算や時間が限られているとき、何を撮るかで結果が変わります。全品を薄く撮るより、1品を3カットで撮る方が、使える場所が増えます。
「このお店といえばこれ」の一皿に絞る
選ぶのは、売上が一番大きい品ではなく、お店の名前を聞いたときに思い浮かべてほしい一皿です。多くの場合は看板メニューと重なりますが、迷ったら「初めてのお客様に最初に頼んでほしい品」で決めます。
この一皿は、Googleマップのカバー写真、Instagramの固定投稿、サイトのメイン画像、メニュー表の一番上と、お店の顔になる場所すべてに使います。だから、ここに一番力をかけます。
1品でも、カットを分ければ6か所に配れる
同じ一皿を、寄り、引き、手元の3カットで撮ると、それぞれ違う場所に配れます。寄りはマップとInstagramの一覧に、引きはサイトとグルメサイトの店舗写真に、手元はInstagramのリールやストーリーズ、求人に向きます。
1品を1枚だけ撮ると、使えるのは1か所か2か所です。3カットあれば、6か所すべてに、それぞれ合った形で置けます。
1カット目、寄り。料理が枠の半分以上
最初に撮るのは寄りです。一番使う頻度が高く、一番差が出るカットです。
質感が見える距離まで近づく
寄りは、料理の表面の質感が見える距離で撮ります。肉の焼き目、麺のつや、ソースの照り、パンの気泡。目で見たときに「美味しそう」と感じる要素は、たいていこの距離にあります。料理が写真の枠の半分以上を占めるくらいが目安です。
光は斜め横か斜め後ろから。上からだけの光では表面が平たく写るので、窓際か、光を持ち込んで作ります。湯気を見せたい品は背景を暗く、とろみや照りを見せたい品は背景を明るくします。
マップとInstagramの一覧で目に入るのは、この1枚
GoogleマップもInstagramも、最初に見られるのは小さな枠に並んだサムネイルです。その大きさで目に入るのは、料理が大きく、明るく、色が正しい寄りの写真です。引きの写真は、その枠では料理が小さすぎて負けます。
寄りは、正方形に近い形でも縦でも使えるように、料理を中央に置いて撮っておきます。
2カット目、引き。席に着いたときの見え方
2つ目は引きです。料理だけでなく、テーブルとお店の空気を一緒に写します。
テーブルの上を、お客様の目の高さで
引きは、席に座ったお客様の目の高さで、テーブル全体を入れて撮ります。料理の隣にドリンクや取り皿、カトラリーを置き、奥に店内が少し見える構図にします。「この店で食べるとこういう時間になる」が伝わる1枚です。
この写真は、自社サイトのメイン画像、グルメサイトの店舗写真、LINEの配信に向きます。横長で撮っておくと、サイトの横幅いっぱいに使えます。
店の雰囲気を伝える写真は、引きで足りることが多い
店内だけの写真を別に撮らなくても、引きのカットに店内の空気が入っていれば、雰囲気は伝わります。1品だけの撮影で店内写真まで手が回らないときは、引きのカットで背景を意識して撮る、という割り切り方があります。
ただし、席の間隔や入口の様子は引きでは分かりません。それは別の日に店内と外観を撮るときに回します。
3カット目、手元。人が写ると温度が伝わる
3つ目は手元です。料理を作る、盛り付ける、提供する、その瞬間の手を撮ります。
盛り付けの最後の一手、ソースをかける瞬間
手元の写真は、料理そのものより「人がいる」ことを伝えます。盛り付けの最後に薬味を乗せる手、ソースをかける瞬間、麺を湯切りする動き。どれも数秒で終わるので、撮る側は先に構図と光を決めて待ちます。
この写真は、Instagramのリールやストーリーズの1コマ目、それから求人の写真に向きます。働く人の姿が見える写真は、来店だけでなく採用にも効きます。
3カットを同じ日に撮ると、トーンが揃う
寄り、引き、手元を別の日に撮ると、光と色味がばらつきます。同じ日に、同じ光で続けて撮ると、3枚が並んだときに一つのお店として見えます。慣れた撮影なら、1品3カットで30分ほどです。
caelmaは神戸と大阪を中心に、飲食店の料理と店内の撮影をしています。1品からの撮影も承っていて、その場合はこの3カットを基本にします。撮影の前のご相談は無料です。