コース料理の写真は何カットあれば足りるか|品数が多い店の撮影カットの決め方
コース料理を出す店から、撮影の相談で最も多く聞かれるのが「全部の料理を撮ってもらうと何カットになるのか」という質問です。前菜からデザートまで8品、10品と続くコースを全品撮ると、カット数も費用も一気に増えます。コース料理の写真撮影は、何を撮らないかを先に決めるほうが、結果的に使える写真が増えます。
結論から言うと、コース料理は全品を撮る必要はありません。見せたいのは、コースの流れと、その店らしさが出る数皿です。この記事では、コースの写真を何カットで考えるか、どの皿を選ぶかを、撮る側の目線で整理します。
目次
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全品を撮る前に、写真の使い道を決める
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公式サイトに載せるのと、Instagramに載せるのは違う
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予約サイトとグルメサイトにも、枚数の上限がある
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選ぶのは、店らしさが出る数皿
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最初の一皿は、期待を作る
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看板の一皿と、最後のデザート
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コース全体を1枚で見せる方法もある
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集合写真は、撮影の最後に
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料理人の手元を1枚入れる
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カット数は、予算と使い道から逆算する
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最小の構成は、5カットから
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相談するときに伝えておくこと
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全品を撮る前に、写真の使い道を決める
撮る皿の数は、その写真をどこに載せるかで変わります。使い道が決まっていないまま全品を撮ると、載せる場所のない写真が残ります。
公式サイトに載せるのと、Instagramに載せるのは違う
公式サイトやコース紹介のページでは、コースの流れが分かることが求められます。前菜、メイン、デザートといった節目の皿が数枚あれば、全体像は伝わります。一方、Instagramでは1投稿1皿で見せる場面が多く、1枚ずつの写真が単独で成立している必要があります。
同じ撮影でも、サイトに載せるための構成写真と、投稿で単独で使う寄りの写真は、役割が違います。先にどちらを何枚使うかを決めておくと、撮影当日のカット数も自然に絞れます。
予約サイトとグルメサイトにも、枚数の上限がある
予約サイトやグルメサイトの写真枠には、載せられる枚数の上限があります。上限に対して全品を撮ってしまうと、載せる写真を選び直すことになります。
載せる先の枠を先に確認して、枠の数に合わせて撮る皿を決めると、撮影後の選び直しが減ります。撮ったのに使わない写真が増えるのは、お店にとってもったいないことです。
選ぶのは、店らしさが出る数皿
コースの全品が同じ重さで伝わるわけではありません。見る人の印象に残るのは、最初の一皿と、店の看板になる一皿、最後のデザートの3点になりやすいものです。
最初の一皿は、期待を作る
コースの1品目は、店の姿勢が最初に伝わる皿です。ここが魅力的に写っていると、その後の流れに期待が生まれます。派手な皿でなくても、盛り付けの丁寧さや器の選び方が伝わる皿を選びます。
撮影では、この皿だけ寄りと引きの2パターンを撮っておくと、サイトでは引き、Instagramでは寄りと使い分けられます。最初の皿に手間をかけるのは、効率のよい配分です。
看板の一皿と、最後のデザート
コースの中心になる皿は、写真の見せ場にします。光の入れ方と背景を丁寧に決めて、料理の質感がいちばん伝わる写真にします。デザートは、コースの締めとして明るい色が使えることが多く、写真に華やかさを足してくれます。
この3点が決まれば、あとは「流れを見せたいから、あと2〜3皿」という考え方で足していきます。全品を並べて撮るより、少ない皿に集中して撮った写真のほうが、1枚ごとの完成度が上がります。
コース全体を1枚で見せる方法もある
全品を並べる写真は、使いどころが限られます。それでも、コースの全体像を一度に見せたい場面はあります。
集合写真は、撮影の最後に
コースの料理を並べた集合写真は、サイトのコース紹介のページに向いています。ただし、料理を並べるのに時間がかかり、料理が冷めたり乾いたりします。撮影の順番を決めて、個別の写真を先に撮り、最後に並べる形にすると、個別の品質を落とさずに済みます。
並べるときは、全品を入れようとせず、5〜6皿に絞ります。多すぎると1皿ごとが小さくなり、何が出るのかが分かりにくくなります。
料理人の手元を1枚入れる
コースの中に、仕上げる手元や盛り付ける瞬間の写真が1枚あると、一覧にも動きが出ます。料理が完成したものだけが並ぶと、写真が静かに見えすぎるからです。
撮影のときは、料理人に盛り付けの動きを少しだけ見せてもらうか、仕込みの動きを撮らせてもらいます。ここは営業時間の外に、店に無理のない範囲でお願いする部分です。
カット数は、予算と使い道から逆算する
コースの写真を何カットにするかは、予算が決まっているときほど、先に逆算するのがよい進め方です。
最小の構成は、5カットから
目安としては、最初の皿、看板の皿、デザートの3点に、店内か手元の写真を1〜2枚足した5カットが、最小の構成です。ここに集合写真を1枚加えると、サイトのコース紹介が成り立ちます。
予算に余裕があれば、主役の皿の別角度や、季節の皿を足します。最初から全品を撮るのではなく、最小の5カットから足していくほうが、無駄が出ません。
相談するときに伝えておくこと
相談の際は、コースの品数、写真を載せたい場所、載せる枚数の上限を伝えてもらえれば、カット数の目安をお出しできます。メニューが決まっていない段階でも構いません。
caelmaは神戸と大阪を中心に、飲食店の料理と店内の撮影をしています。コース料理は、使い道に合わせたカット数の組み方からご相談いただけます。撮影の前のご相談は無料です。